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命は大事にしようよ(^^; [時事ネタ]

 こんにちは。

 我家で購読している新聞は普通の地方紙です。福島県の地元紙は二紙あり(もちろん中央紙の地元版は他にもたくさんありますが、純然たる地元紙というとこの二紙だと思います)、それほど競合他社もないせいなのか、どちらも記事の内容は似たり寄ったり。以前も何度かTK氏関連の記事を書くときに切り抜きを載せたり参考にしたりしているのですが、ま、首都圏に流通しているやたらセンセーショナルなだけの見出しが躍りまくる新聞とはいささか趣を異にしています。

 さてそんな地元紙の本日版を見ていたお昼

「重体の一歳児、父母が治療拒否」 こんな飛んでもない見出しを見つけ、ぎょっとして記事を読んでみたのですが、どうやら内容としては、「宗教上の理由」で、重体の子供への輸血を親が拒否したという話。

 そこで病院から児童相談所に連絡がいき、児童相談所はこの両親の行為を「児童虐待」の一種である「医療ネグレスト」と判断、家庭裁判所に両親の親権停止を求め、親権代行者に任命された弁護士さんが治療に同意して、無事その子供は助かったそうな。

 助かってよかったよ(^^;

 その後、親権停止の請求は取り下げられ、両親が親権回復、その子供は今は両親の元で元気に育っているそうな。

 このお話は去年のお話らしいので、きっとますます元気いっぱいになっていることでしょうねぇ(^^)

 新聞の記事では、この「親権停止」の申し立てが、わずか半日で受理されたのがすごいと書いています。通常この手の法的な手続きは時間がかかるのが当たり前。でも子供の命は一刻を争うわけですから、このくらいのスピードがあって然るべきですよね。児童相談所に通報した主治医の判断、それを受けた児童相談所の家裁への申し立て、家裁の素早い対応、その全てに拍手を送りたいです。

 しかしこの両親が治療を拒否したそもそもの理由というのが「宗教上の理由」

 大分前ですが、同じように両親が子供の治療を拒否し続け、医師が説得しきれずに子供さんが亡くなってしまったというケースがありました。映画だかドラマだかになって、ビートたけしさんが出ていたような記憶があります。

 どんな理由があれ、それが自分の子供であってもなくても、命を勝手に奪っていいことにはなりません。

 宗教に入信するかどうかと言うのは個人の自由です。その両親がどんな宗教に入っていようとその方達が自分で決めた結果ですから、それについては他人がとやかく言うことではないでしょう。

 だがしかし!!

 わずか一歳の子供に、その宗教に従う理由は何一つないんですよ。その子は別にその宗教に入信しているわけではないんですから。その子が大きくなって、自分の考えで入信したならば、また別ですけどね。親の考えだけで子供の命を危険にさらした行為は、やはり許し難いものがあります。

 でもこの両親は、助かった子を今でもちゃんと育てているようなので、やっぱり「助かってよかった」と思っているでしょうね。頼むから子供が大きくなって自分の意志で決められるようになるまで、宗教関連の戒律などを子供にまで押しつけるのはやめてほしいです。

 子供の人生は子供のものですから。
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