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碧の軌跡プレイ中!だけど・・・ [ファルコム]

 こんにちは

 遅ればせながら『英雄伝説碧の軌跡』を買い、毎日プレイしています。空の軌跡SCと同じく、始まる早々けっこうデンジャラスな展開になっていますが、以前よりはいろいろと動きがあって、それなりに楽しめてはいます。

 前回『零の軌跡』でここの管理人が『うぜぇ!』とマジギレしておりました、ロイドのしつこいばかりのノリツッコミ台詞もだいぶ減っていましたww

 前回の感想記事はこちら♪
 http://sacchan-monologue.blog.so-net.ne.jp/2010-10-15

 前作と違って、特務支援課はだいぶまわりからあてにされるようになり、新メンバーも加わって賑やかになってきて、いよいよロイド達の本領発揮・・・しかしクロスベルを取り囲む情勢に激変の時が訪れる・・・・

 ま、王道的な展開ですわねw

 それはいいのよ。ただねぇ・・・前作同様、なんつーかその、シナリオの掘り下げが足りないなーと、そう思わされるところが中盤以降けっこう気になってきました。

 ということで、未だクリアしてはいませんが、ここから先はネタバレ話。まだプレイされていない方、中盤以降に話が進んでいない方、さらに『とにかくネタバレを書くのは気にいらん』という方は、ここからお引き返しくださいませ♪
 
 
 零の軌跡で、特務支援課の活躍により腐敗しきっていたハルトマン議長が失脚して、碧の軌跡ではエリィのおじいさん、マクダウェル市長が議長となり、クロスベル市長の座にはIBCのクロイス総裁が就任、忙しくなってきたために、IBCの業務は娘のマリアベルが代行として辣腕を振るっています。帝国や共和国にも融資をしたり、ゼムリア大陸でも有数の資産を誇るほどの銀行が、親子2人で運営されているって事だけでも充分不自然な話です( ̄▽ ̄;

 始まりはクロイス家でも、ここまで大きくなれば取締役とかさ、もっといろいろな人間が絡んでいてもよさそうだがね。総裁代行を選ぶのに、20歳にもならない小娘しか人材がいなかったわけでもなかろうにww

 一応表向きは平和だったクロスベルがキナ臭くなってくるのは、新市長が提唱して各国に参加を呼びかけた『西ゼムリア通商会議』のころから。この機に乗じて帝国と共和国が陰謀を巡らし、『クロスベルに自国軍を置いて併合の足がかりにしよう』と企んでいるのは明白。実際に通商会議の会場が襲われ、クロスベル市内は大混乱。帝国、共和国はここぞとばかりに『クロスベルトの国境に自国の軍を置く』と言い出しますが、そこになんと、クロイス市長が電撃発言!

『クロスベルを国家として独立させる』

 その決意表明についてどう考えているのかを市民に問うための住民投票が行われることになり、その日を目前に控えたある日、なぜかクロスベル市は猟兵団の襲撃を受け、壊滅的な被害を受けることに。
 その猟兵団を雇ったのが帝国政府だとの噂が広がって、帝国や共和国に批判的な流れになったところを見計らって、市長さんいきなり、『クロスベル独立国宣言』しちゃうわ、自分は大統領になっちゃうわ、もう何が何だか(^^;

 まあこのあたりは起承転結の『起』と『承』にあたる部分かねぇ。この話と並行して、特務支援課にいるキーアにも異変が起きて、やがて彼女は連れ去られて『零の至宝』の『御子』としてクロイス家に半ば拘束された形になってしまうわけですが、ここにいたって、クロイス家の正体や陰謀が明らかになるわけです。

 そのキーアを取り戻すべく、ロイド達は動き始めるのですが、なんてーか・・・そもそも零の軌跡でキーアを助け出したあと、彼女を愛おしく思うようになる特務支援課の面々、確かにかわいいのはかわいい。だけどさ、どうしてそこまでキーアに感情移入するのか、そのあたりの描き方が雑で、零の軌跡では今ひとつロイド達に共鳴できない部分があったんですよねー。
 その状況をそのまま碧の軌跡に引きずっているので、キーアを取り戻そうという彼らの意志の強固さの、『核』になる部分がちっとも見えてこない。

 エリィとロイドがメルカバで会話するとき、『今のクロスベルの平和は、本来の姿じゃない』って話になるんですが、確かに、キーア1人の力にすべてがかかっているなんて本来の姿でないことは確か。でも、『絶対にキーアを取り戻そう』と誓う2人の会話の中からは『今のクロスベルの平和はキーア1人の力にかかっている、それじゃキーアがかわいそうだからキーアを取り戻す』そういう風にしか読み取れないんだよなー( ̄д ̄;

 問題はそこじゃないよね。キーアは自分の意志で決めたと言っているけど、実際にはロイド達の命を盾にされて、クロイス親子に操られているようなもの。言い換えれば、クロスベルの今の平和はクロイス親子の思惑だけで作り上げられた偽りの平和。いかにキーアの力が強いとは言え、クロイス親子の腹ヒトツでどうにでもなる、これほど危ういことはない。一番の問題はそこだろう。そして警察官として動く以上、キーアのことは言わずもがな、でもクロスベルの未来を考えて、クロイス親子の手からキーアを取り戻し、そんな飛んでもない力に頼るのではなく、しっかりと地に足をつけた形で独立を勝ち取らなければ何の意味もないと言うところまで思い至ってほしかったなー( ̄д ̄;

 それにさ、親友と、小さな頃から慕ってきた優しいおじさまが豹変して、何でそんなに平気なんだ、エリィ?

 このあたりの話はファルコム掲示板でもだいぶ叩かれていたけど、エリィの心境が理解出来ませんわ。なんであんたそんなに落ち着いているんだよ?

 そしてもう一つ、零の軌跡より、よりいっそう『ロイドバンザイ』な展開になりつつあるのも気に入らんw

 パーティーの女性陣は、なんで揃いも揃ってロイドの一言一言にそんなに赤くなったり怒ったりするのだ?

 国防軍の将校と指名手配者として対峙したはずのノエルとロイドのシーン、『君は俺がもらう』程度の言葉で赤くなって焦ったりするから、シーンの緊迫度がガクッと落ち込む、見ようによってはお約束のあほらしい展開にしか見えなくなる。あの場ではさらっと流して、仲間に戻ったときに思い出して慌てて赤くなる、程度に留めておけば、もう少し違った印象になってたと思うんだけどねぇ。和みや笑いの部分を取り入れるのは大事だけど、もう少し考えて取り入れてほしいもんだ( ̄д ̄;

 それに、主人公が出てくればすべて解決みんな納得、そんなアホらし展開はここの管理人一番嫌いなのだ。もうすこし他のキャラとの絡みがあっても良かったし、ロイドが思い至らないことにランディが気づいたとか他のキャラが気づいて教えてあげるとか、そういうことがあっても良かった気がするね。たいてい妙なことに気づくのはロイド、そしてみんなして『さすがロイド』こればっか( ̄▽ ̄;

 いくら捜査官として正式に訓練を受けたと言っても、脳みその中はまた別だろうにw

 特務支援課の他の皆さん、それぞれ得意分野があるというのに、ちっとも発揮する機会がない。せいぜいティオがネット関連でいろいろとアドバイスしてくれたり助けてくれたり、そういうのがある程度かな。社交界に慣れていて、要人との会話だってそつなくこなせちゃうエリィの見せ場が全然無し。もったいないよねー。ランディもパーティーに入ると弱くなっちゃうしなww

 PSPゲームになってから、売上も伸びたし低年齢層を取り込むことにも成功してると思うけど、シナリオの質は上げてほしいよ。どんどん低下してるなー。ツメが甘い、掘り下げが足りない、小ネタは光るのに全体の流れが安っぽい。残虐シーンだけはしつこいほど完成していたのにね( ̄д ̄;

 血は飛び散るわ死人は大量に出るわ、なんか地震の時の報道を思い出させるような、エラくリアルなシーンだったわねー。気分が悪くなったほど( ̄д ̄llI

 まあだからって『こんなの出すな』とか言いませんよww

 ゲームはゲーム、あくまでバーチャルですから。そこはわかっているけど、それでも気分が良くないものは良くない、それだけの話です。

 今は星見の塔まで来ているので、もう終盤だけど、このあとの展開はどうなんだろなー。それと今回は、声優さんもいろいろと揃えてけっこう豪華らしい(ここの管理人は声優さんについてはまったく詳しくないので、その程度しかわかりませんw)けど、アリアンロードのあの棒読みな雰囲気はもう少しなんとかならんかったものか。ニュース原稿読んでるんじゃないんだからさ。澄んだ声で冷徹な雰囲気を出したかったのかも知れないけど、成功しているとは言い難いな( ̄д ̄;

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